幸福が飛んでくる?胡蝶蘭の花言葉に隠された素敵なメッセージとは

Published on 2025年12月29日

「開店祝いや就任祝いの贈り物、何を選べば失礼がないかな…」
「お祝いの席でよく見かける胡蝶蘭、どうしていつも選ばれるんだろう?」
「大切な人への贈り物だから、ちゃんと意味を知って選びたい」

お祝いの気持ちを伝える大切なギフト選び、悩んでしまいますよね。特に、豪華で美しい胡蝶蘭は定番ですが、その理由や花言葉まで詳しく知っている方は少ないかもしれません。

はじめまして。元フラワーショップ店長の彩香(あやか)です。
お店に立っていた頃、お客様から胡蝶蘭に関するご質問を本当によくいただきました。「どんなお祝いにも万能なの?」「色によって意味が違うの?」といった疑問から、「贈る時のマナーが分からなくて不安」というお声まで。

実は、胡蝶蘭が「お祝いの女王」として愛され続けるのには、見た目の美しさだけではない、深くて素敵な理由があるんです。

この記事では、元花屋店長の経験を活かして、皆様が抱える胡蝶蘭の疑問を一つひとつ丁寧に解き明かしていきます。この記事を読み終える頃には、あなたも自信を持って、大切な人へ最高の胡蝶蘭を贈れるようになっているはずです。

胡蝶蘭に込められた「幸福のメッセージ」を、一緒に見ていきましょう。

なぜ胡蝶蘭はお祝いの定番?知られざる5つの理由

街を歩けば、新しくオープンしたお店の前にずらりと並ぶ胡蝶蘭。どうしてこれほどまでに、胡蝶蘭はあらゆるお祝いシーンで選ばれるのでしょうか。その理由は、主に5つあります。

理由1:蝶が舞う姿から生まれた「幸福が飛んでくる」という花言葉

胡蝶蘭の最も代表的な花言葉は「幸福が飛んでくる」です。 これは、ひらひらと蝶が舞うように見える花の姿に由来しています。 新しい門出を迎える方へ「たくさんの幸せが舞い込みますように」という願いを込めるのに、これほどぴったりな花言葉はありませんよね。

また、胡蝶蘭の学名は「Phalaenopsis aphrodite(ファレノプシス・アフロディーテ)」と言い、ギリシャ神話の愛と美の女神「アフロディーテ」に由来することから、「純粋な愛」という花言葉も持っています。

理由2:見た目の華やかさと「幸せが根付く」という縁起の良さ

幾重にも連なる大輪の花は、その場をパッと華やかにし、お祝いムードを盛り上げてくれます。その圧倒的な存在感と高級感は、贈り主の「お祝いしたい」という気持ちを格調高く表現してくれるのです。

さらに、胡蝶蘭は鉢植えで贈られることが多いため、「幸せが根付く」という意味合いも持ちます。 地域やその場所に根付いて商売が繁盛するように、という願いを込めることができるため、特に開店・開業祝いには最適とされています。

理由3:1ヶ月以上も美しさが続く花持ちの良さ

一般的な切り花は1〜2週間ほどで萎れてしまいますが、胡蝶蘭は非常に花持ちが良く、お手入れ次第では1ヶ月から2ヶ月以上も美しい姿を保ってくれます。 贈られた側は、お祝いの余韻を長く楽しむことができ、贈り主の心のこもったお祝いの気持ちを長く感じることができます。

理由4:香りが少なく花粉が飛ばないため、どんな場所にも贈りやすい

胡蝶蘭は、その華やかな見た目とは裏腹に、香りがほとんどなく、花粉も飛び散りにくいという大きな特徴があります。 そのため、飲食店や病院、オフィスなど、香りや衛生面に配慮が必要な場所へも安心して贈ることができるのです。アレルギーの心配も少ないため、贈る相手を選ばないのも大きなメリットです。

理由5:色ごとに特別なメッセージを添えられる

定番の白だけでなく、ピンクや黄色、紫など、胡蝶蘭には豊富なカラーバリエーションがあります。そして、色ごとに異なる花言葉やイメージがあるため、贈る相手やシーンに合わせて、よりパーソナルなメッセージを込めることができるのです。次の章で、色別の花言葉を詳しく見ていきましょう。

【色別】胡蝶蘭の花言葉一覧|贈る相手に想いを伝えよう

胡蝶蘭を選ぶ楽しみの一つが、このカラー選びです。贈る相手のコーポレートカラーに合わせたり、伝えたいメッセージを色に託したり…。あなたの想いは、どの色に込めますか?

まずは、色ごとの花言葉と代表的なシーンを一覧表で見てみましょう。

花言葉おすすめのシーン
清純、純潔結婚祝い、開店祝い、就任祝い、お悔やみなどフォーマルな場面全般
ピンクあなたを愛しています母の日、結婚記念日、誕生日、女性への贈り物
黄色(特になし)※商売繁盛のイメージ開店・開業祝い、新築祝い、米寿のお祝い
青・紫愛、尊敬、高貴就任祝い、昇進祝い、恩師への贈り物、長寿祝い(古希・喜寿)
白赤リップ(特になし)※紅白で縁起が良い当選祝い、周年祝いなど、おめでたい場面全般

定番の「白」:清らかで誠実な気持ちを伝える

白い胡蝶蘭の花言葉は「清純」「純潔」。 何にも染まらない純白の花姿は、清らかで神聖な印象を与えます。ビジネスシーンでの開店祝いや就任祝いでは、贈り主の誠実な気持ちと、新たなスタートを祝福するのに最もふさわしい色として選ばれます。また、結婚祝いや、お悔やみの献花としても用いられる、最も格式の高い万能なカラーです。

愛らしい「ピンク」:愛情や感謝をストレートに

ピンクの胡蝶蘭が持つ花言葉は「あなたを愛しています」。 とても情熱的で、素敵なメッセージですよね。この「愛」は、恋愛感情だけでなく、家族への感謝や親愛の情も含まれます。 そのため、母の日や結婚記念日、パートナーの誕生日など、大切な人へ愛情を伝えるパーソナルな贈り物として大変人気があります。

明るい「黄色」:新たな門出と商売繁盛を願って

実は、黄色い胡蝶蘭には特定の花言葉がありません。 しかし、黄色が持つ「金運」や「明るさ」「希望」といったポジティブなイメージから、ビジネスシーンでは「商売繁盛」の願いを込めて贈られることが非常に多いです。 新しいオフィスへの移転祝いや、友人の開店祝いなど、これからの発展を応援する気持ちを伝えるのにぴったりのカラーです。

高貴な「青・紫」:尊敬の念を込めた特別な贈り物

青い胡蝶蘭は「愛」「尊敬」、紫の胡蝶蘭は「尊敬」といった花言葉を持ちます。 紫は古くから高貴な色とされており、お世話になった上司の退職祝いや、恩師への贈り物など、敬意を表したい相手へのギフトに最適です。 また、青い胡蝶蘭は品種改良によって生まれた希少な色でもあるため、他とは違う特別な贈り物をしたい場合にもおすすめです。

縁起の良い「白赤リップ」:お祝いムードを盛り上げる

中心のリップと呼ばれる部分だけが赤い「白赤リップ」という品種も人気です。こちらも特定の花言葉はありませんが、紅白の組み合わせが非常におめでたく、縁起が良いとされています。 選挙の当選祝いや、記念式典、周年祝いなど、お祝いムードを華やかに演出したいシーンで活躍します。

これで安心!元花屋店長が教える胡蝶蘭を贈る時の基本マナー

心を込めて選んだ胡蝶蘭も、マナー違反で相手を困らせてしまっては台無しです。ここでは、私がお客様に必ずお伝えしていた、最低限押さえておきたい4つのマナーをご紹介します。

マナー1:贈るタイミングはいつがベスト?

お祝いの種類によって、最適なタイミングは異なります。

  • 開店・開業・開院祝い:オープン前日、または当日の午前中が一般的です。 ただし、当日は多忙が予想されるため、前日に届くように手配するのが親切です。
  • 就任・昇進祝い:正式な就任日以降、なるべく早い時期に贈ります。
  • 新築・移転祝い:引っ越し直後は片付けで忙しいため、1〜2週間後、相手が落ち着いた頃に贈るのがマナーです。

マナー2:立て札の書き方と役割

ビジネスシーンで贈る場合、立て札は必須です。 たくさんのお祝いが届く中で、「誰から贈られた花か」を明確にする役割があります。

【立て札の基本構成】

  1. お祝いの言葉(頭書き):「祝」「御祝」のほか、「祝 御開店」「祝 御就任」など具体的に書きます。
  2. 贈り主の名前:会社名と役職、氏名を記載します。

(例)
祝 御開店
株式会社〇〇
代表取締役 〇〇 〇〇

個人で贈る場合や、親しい間柄であれば、メッセージカードで温かい言葉を添えるのも素敵ですね。

マナー3:本数やサイズの選び方

胡蝶蘭の鉢には、茎が3本、5本、7本と奇数で仕立てられているものが多くあります。これは「割り切れない=縁が切れない」という縁起を担いだものです。 一般的なのは3本立てや5本立てですが、最も大切なのは贈り先のスペースに合わせることです。 大きすぎて置き場所に困る、ということのないよう、事前にさりげなく確認できるとよりスマートです。

マナー4:避けた方が良いタブー

一般的に、開店祝いなどビジネスの門出を祝う際には、真っ赤なラッピングや花は避けるのが無難です。 これは「火事」や「赤字」を連想させてしまうためです。最近では気にしない方も増えていますが、伝統を重んじる方へ贈る場合は、白やピンク、黄色などを選ぶと安心です。

贈り物として受け取ったら?長く楽しむための育て方のコツ

逆にお祝いとして胡蝶蘭を受け取る機会もあるでしょう。「育てるのが難しそう…」と心配される方も多いですが、ポイントさえ押さえれば、長く美しい花を楽しむことができます。

  • 置き場所
    直射日光が当たらない、明るく風通しの良い室内に置きましょう。 レースのカーテン越しが理想的です。エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。
  • 水やり
    水のやりすぎは根腐れの原因になります。鉢の中の植え込み材(水苔など)の表面が乾いたら、株元にコップ1杯程度の水を与えます。 時期にもよりますが、7日〜10日に1回が目安です。受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
  • 温度管理
    原産地が熱帯地域のため、暖かい場所を好みます。 人間が快適だと感じる18℃〜25℃くらいの室温が保てれば問題ありません。
  • 肥料
    ギフト用の胡蝶蘭は、開花に必要な栄養をすでに蓄えているため、花が咲いている間は基本的に肥料を与える必要はありません。

少し手をかけてあげるだけで、胡蝶蘭は長くあなたの側で咲き続けてくれますよ。

まとめ

今回は、胡蝶蘭の花言葉や贈る際のマナーについて詳しく解説してきました。

  • 胡蝶蘭の代表的な花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」
  • お祝いの定番である理由は、縁起の良さ、華やかさ、実用性を兼ね備えているから
  • 色ごとに異なるメッセージを込められるため、シーンに合わせて選べる
  • 贈る際は「タイミング」「立て札」「サイズ」などのマナーを守ることが大切

胡蝶蘭が単なる豪華な花ではなく、相手の未来を想う温かいメッセージが込められた、特別な贈り物であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

次にあなたが誰かをお祝いする機会には、ぜひこの記事を思い出してください。そして、大切な人の笑顔を思い浮かべながら、最高の胡蝶蘭を選んでみてください。その一本の胡蝶蘭が、たくさんの幸福を運んできてくれるはずです。

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Author: onsinhis

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